【こども記者だより】アジア太平洋 こども会議・イン福岡 こども記者も参加した

西日本新聞 こども面

 ●僕たちが大人になったとき、世界中が平和になると思った

 約40の国と地域から子どもたちを福岡に招く、アジア太平洋こども会議・イン福岡(APCC)がこの夏も開かれ、こども記者やこども特派員もキャンプに参加したり、ホームステイを受け入れたりしました。慣れない言葉、初めて知る文化-。記者たちは何を感じたのでしょうか。「こども記者だより」を寄せてもらいました。

【紙面PDF】こども記者だより

 ■インドから11歳のナハタ君

 7月17~22日、インドから11歳のアルマーン・ナハタ君のホームステイを受け入れた。事前にインドについて調べ、その子は宗教上の理由で肉と魚、卵を食べないと知った。初めて会った時、にこにことやさしく紹介をしてくれた。その日の夕食では、インドから持ってきたふりかけと油のようなものをお米にかけて手で食べていた。親指以外の指ですくい、親指で押し出すように食べていた。

 20日にはAPCCのパフォーマンスイベントに参加し、カラフルな民族衣装で踊っていた。別れの日は寂しかったが、僕たち子どもが国境を超えて友達になっていけば、僕たちが大人になったとき、世界中が平和になると思った。
(福岡県八女市・福島小6年、浅田暁彦特派員)

 ■「チャポン ゴウ!」通じた

 僕は外国の子どもたちと一緒にAPCCのキャンプに参加した。最初は緊張したけど、友達があっという間に増えた。同じ班の台湾の子と仲良くなったが、難しかったのは英語。「ディナーゴウ(夕食に行こう)」などとやりとりしたけど、「お風呂に行こう」という英語が分からず、お風呂に入る音をイメージして「チャポン ゴウ!」と言ってみたら、なんとこれで通じた。お別れのときは「チャポンゴウ グッバーイ」と言い合って別れた。また会えると思った。
(福岡市・筑紫丘小5年、横山史恩特派員)

 ■一緒にまくら投げ、楽しく

 APCCのキャンプに参加したが、はじめは「嫌だな、少し長いな」と思っていた。ゆううつな気持ちは、夜になって「一緒にまくら投げをしよう」と声をかけられ、吹き飛んだ。2日目の夜も心を通わせて楽しんだ。行く前に「嫌だな」と思っていた自分がおかしく思えてきた。国も顔も性格も違う人とも、仲良くなろうと努力すれば楽しめるんだなと感じた。
(福岡市・室見小6年、寺地泰清特派員)

 ■フィジーから来てくれた

 終業式の前日から5日間、フィジー共和国から、12歳のアルフレッドジュニア君がホームステイで家に来てくれた。時々ホームシックで泣いたり、「いつ帰るの」と聞いてきたりすることもあった。一緒に行った学童保育で、ジュニア君は腕相撲のトーナメント戦を勝ち上がり、大喜びだった。家では、花火やバーベキューも楽しみ、お風呂にも一緒に入った。
(福岡県鞍手町・西川小6年、坂本鈴之助記者)

 ■いつか家族でミャンマーへ

 ミャンマーから11歳のケニーがホームステイに来てくれた。ケニーはいつも笑顔で英語がとても上手。僕たちはすぐ仲良くなった。和食も積極的に食べたが、とんこつラーメンが大好きと言っていた。一番の思い出は海の中道サンシャインプール(福岡市)でスライダーに乗ったこと。あっという間の6日間だった。空港で別れるときはすごく寂しくて、お互い涙が浮かんでいた。いつか家族でミャンマーに行って、ケニーとケニーの家族に会いたい。
(福岡市・平尾小5年、佐々木直土特派員)

 ●こども大使、大人になって再び

 福岡市内にある私の家では、昔こども大使をつとめた人が、大人になって再び福岡にやってくる「ピース大使」のホームステイを受け入れた。APCCが始まった1989年に「こども大使」としてインドネシアから福岡にやってきたムーザル・アーシャさん(41)だ。11歳でこども大使として福岡にやってきたアーシャさんは、30年前の福岡をよく覚えていて「技術は進歩したが、建物のきれいさだけは変わっていない」と話していた。

 アーシャさんはこども大使の経験をきっかけに、海外に目を向けるようになり、アメリカに留学。今はインドネシアでIT企業を経営している。息子の一人は2015年に、アーシャさんと同じくこども大使として福岡に来た。

 これからもAPCCでたくさんの人が外国に、そして海外の人は日本に興味を持ってほしいと思った。
(東京都・自由学園女子部中等科1年、小柴かずき特派員)

 ●わキャッタ!メモ
 ▼アジア太平洋こども会議・イン福岡(APCC) 毎年夏に開かれている国際交流事業。1989年の「アジア太平洋博覧会(よかとピア)」の関連事業として始まった。約40の国と地域からこども大使らが福岡に滞在。福岡の子どもを海外に派遣するプログラムもある。今年は7月14日から25日まで、35の国と地域からこども大使など299人が訪れ、ホームステイをしたり、福岡の子どもたちと交流キャンプを楽しんだりした。

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