第二高の復旧完了 被災県立校、工事すべて終える 熊本地震

西日本新聞 熊本版 壇 知里

 熊本地震で大きな被害を受けた県立第二高(熊本市東区)の復旧工事が完了し、記念式典が1日、同校であった。被災した県立57校の工事が全て完了し、蒲島郁夫知事らも出席し、復興の歩みを祝った。

 第二高は職員室などのある管理棟や図書館が全壊、渡り廊下は一部崩れ落ちるなど、県立学校の中で最も被害が大きかった。教室も壁などにひびが入って使用不能になり、地震直後の2カ月間、日本ユニセフ協会(東京)が寄贈したテントで授業を行った。工事から約3年たった9月、ハンドボールコートから仮設校舎の撤去が終わり、復旧が完了した。

 復旧事業では、管理棟と図書館が建て替えられた。木造平屋で延べ床面積約660平方メートルの新図書館は、応急救護室としての利用を想定して、ストレッチャーなどを運べるよう入り口を広く設計。校内に3日分の電気を供給できる自家発電設備を備えた。

 式典では、2年生の生徒会長が「常に前向きに進んでいく“二高魂”は脈々と受け継がれている。地震の教訓を忘れず、新しい施設を大事に使いながら勉学や部活動にまい進したい」とあいさつした。(壇知里)

熊本県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ