笑いの原点「古里に」 放送作家、海老原さん講演 佐世保フォーラム例会

西日本新聞 長崎・佐世保版 宮崎 省三

 佐世保地区の経営者と西日本新聞社でつくる「佐世保フォーラム」の第37回例会が9月24日に佐世保市のセントラルホテル佐世保であり、市内在住の放送作家、海老原靖芳さんが「笑いの力」をテーマに講演した。数々のコント台本を手掛けてきた海老原さんは、笑いを交えて半生を振り返り「佐世保に原点があった」と述べた。

 東京でテレビ番組「ドリフ大爆笑」や「コメディーお江戸でござる」のコントを手掛け、大阪で吉本新喜劇の脚本を書いた海老原さん。「東京に対するひいきや大阪に対する偏見がない。両方書けるのは佐世保出身だから」と自己分析した。

 佐世保南高時代は、授業中にだじゃれを言ったり、ユニークなしぐさで笑わせたりする友人に恵まれた。2003年の佐世保市制100周年では「させぼ版吉本新喜劇」の制作指揮を執り、100人の市民や市長を出演させて好評を得たことが「自分自身、とても面白かった」と回想した。

 海老原さんは一流の落語家を招いた「佐世保かっちぇて落語会」を主宰する。前座の子どもたちが、方言を交えた地元ネタで会場を沸かせる様子を再現し「笑いなら、一流と子どもたちが同じ土俵で勝負できる」と強調。「どんなジャンルでもオリジナリティーが必要。それが人を引きつけると思う」と語った。

 佐世保のまちづくりにも触れ、中心部の国道に架かる歩道橋が「人の動線を切っている」と苦言を呈し、参加者の共感を呼んだ。

 本紙聞き書きシリーズで海老原さんが主人公の「悲しいから、笑ってきた。」を連載中で、会場には一般読者も多数詰め掛けた。(宮崎省三)

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