【きょうのテーマ】人気のアイス 秘密に迫る 「ブラックモンブラン」の竹下製菓を訪ねて 50年、時代に合わせ味に工夫

西日本新聞 こども面

 溶かしたチョコレートをかけ、クッキークランチをまぶしたアイス「ブラックモンブラン」で有名な竹下製菓(佐賀県小城市)を訪ねた。ブラックモンブランが長年愛される理由は? アイスってどのように作られているの? その秘密に、こども記者が迫った。

【紙面PDF】きょうのテーマ=人気のアイス 秘密に迫る

 事務所のそばに一日に10万本を超えるアイスを製造できる工場がある。

 九州で長く愛されているアイス「ブラックモンブラン」は、5月で50周年を迎えた。竹下真由社長(38)の祖父にあたる3代目社長が、アルプス山脈のモンブランという雪山を見て「この白い雪山にチョコレートをかけたらさぞおいしいだろうな」と思って誕生したブラックモンブラン。時代に合わせて少しずつ味を変える工夫もされているのだという。同社には他にもミルクセーキ味のアイス「ミルクック」などのヒット商品があり、マシュマロなどお菓子も作っている。

 そこで心に残ったのは、新商品を考える商品開発室の宇佐美麻衣子次長の言葉だ。「ブラックモンブランを超えるアイスを作りたい」と話していた。新商品を作るときには100~200個ものアイデアを出すそうだ。その中には変な味もあるという。宇佐美さんは「一番難しいのは自分はもちろんお客さんが納得する味を作ること」だと話していた。

 アイスの工場はガラス越しに見学した。寒いのかなと思っていたけど、工場内の温度は一年中20度に設定されていて、過ごしやすい。そこでアイスを作って袋詰めしたあと、マイナス35度の冷凍庫で冷やすのだそうだ。大きな機械が素早く動いて、チョコレートのかかったブラックモンブランが一度にたくさん作られていた。工場の中は、ほんのり甘い香りがした。

 ブラックモンブランを家庭でも作ることができるキットに、こども記者も挑戦した。ミルクアイスに、電子レンジで溶かしたチョコレートをたっぷりつける。難しいかと思っていたけれど、とても簡単でびっくりした。クランチ好きの記者はたっぷり付けていた。チョコレートがカチカチに固まる前に食べたので、いつもと違う食感で、クランチもサクサクしていておいしかった。

 ●人を幸せにする会社を目指しています 竹下真由社長にインタビュー

 竹下製菓の竹下真由社長に仕事の大変さや、やりがいを聞いた。

 Q 社長として大変なことは何ですか?

 -アイスはお天気がいいと売れるけど、雨や台風が多いとあまり売れません。その時にどうしたらいいかを考えておくのが腕の見せどころでもあり、大変なところだと思います。

 Q この仕事のやりがいは何ですか?

 -お客さんがニコニコ笑顔で商品を食べているの見ることがあるんです。もっと頑張ろうと思う瞬間です。

 Q ライバルの会社はありますか?

 -アイスを作る会社は、他の業界と違って、バチバチのライバル関係というわけでもないんです。アイスの会社同士でコラボ商品も出しているんですよ。

 Q 目標は?

 -人を幸せにする会社を目指しています。商品を食べて幸せになってもらうのももちろんですが、竹下製菓で働いている人の幸せも大切。働いている人が「自分の子どもも竹下製菓で働いてほしいな」と思えるような会社にしていきたい。

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