伊田と後藤寺 市街地を一体化 田川市の立地適正化基本方針

西日本新聞 筑豊版 大塚 壮

 田川市の今後のまちづくりを議論する第1回市都市計画審議会(会長=依田浩敏・近畿大産業理工学部教授)が3日開かれ、伊田と後藤寺が連携して一体的に市街地を形成するとした市の立地適正化の基本方針が了承された。

 基本方針は、昨年8月から今年6月にかけて市民参加のワークショップで出された意見を受け、市が作成。まちの中心部を小さくし、市内全域を公共交通で結ぶ「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の考えで進めることにした。

 全体像として、田川伊田駅と田川後藤寺駅周辺を中心拠点とし、行政や商店、金融、医療機関などの都市機能を集中させ、両地域を「絶対に廃止してはならない基幹ネットワーク」としてバス路線で結び、一体的な市街地化を目指す。さらに、中心拠点と金川、鎮西、猪位金など生活拠点地域とをバスや鉄道の「生活ネットワーク」でつなぎ、利便性を確保。中心拠点とその周辺は人口密度の維持を目指すとした。

 この日の審議会では、委員から「人口密度を維持する手法などあるのか」「伊田、後藤寺に都市機能を集約させると、郊外ではいっそう過疎化が進まないか」「市の予算との整合性を考えてまちづくりを進めてほしい」などの意見が出された。

 市は本年度中に今後3回の審議会を開き、意見を反映させた上で、シンポジウムやパブリックコメントを実施し、立地適正化計画を策定させたい考え。 (大塚壮)

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