日仏交流のスクラム 熊惑クラブVSエクサンプロバンス シニアチームが親善試合

西日本新聞 熊本版 長田 健吾

体をぶつけながら練習する熊惑クラブの選手たち(同クラブ提供) 拡大

体をぶつけながら練習する熊惑クラブの選手たち(同クラブ提供)

大西一史熊本市長を訪ねたエクサンプロバンス市のシニアラグビーチーム

 日本代表の活躍でラグビーワールドカップ(W杯)が盛り上がる中、熊本にも自分たちの試合に向け闘志を燃やす男たちがいる。平均年齢61歳のラグビーチーム「熊惑(ゆうわく)クラブ」だ。W杯でトンガ代表と対戦するフランス代表を応援するため熊本市に来たフランス・エクサンプロバンス市のシニアチームと5日、親善試合を戦う。

 9月29日、菊陽町のグラウンド。ユニホーム姿の約40人の男たちは、エクサンプロバンス市との試合に向けてボール回しなど連係プレーを確認した。「外国のチームとの試合。やっぱりみんな気合が入りますよ」とメンバーの吉井道郎さん(73)。

 熊惑クラブは、県内の35~85歳の男性約50人が所属する。40歳以上のシニアラグビーは論語の「四十にして惑わず」から惑ラグビーと呼ばれ、九州では福岡の「迷惑クラブ」、大分の「困惑クラブ」などがある。試合時間は年齢によって短縮されるが、その他のルールは普通のラグビーとほとんど変わらない。激しいタックルでけがをして仕事に影響が出ても、やめられない楽しさがあるという。

 エクサンプロバンス市は2013年、熊本市の交流都市になった。市民愛好家でつくるシニアチームに6日のフランス-トンガ戦を応援してもらおうと、同市が36人を招待した。

 4日、大西一史市長を訪ねた同チームのディディエ・ジメネスさん(50)は「もちろん勝ちに行くが、試合が終わればノーサイド。熊本の人たちと交友を深めたい」と、ラグビー愛好家ならではの熱い交流に期待する。

 同チームには身長180センチを超す分厚い胸板の選手もいて激戦になりそう。迎え撃つ熊惑クラブの吉井さんは「勝ち負けではなく、とにかく楽しくやりたい。でも、やるからには勝ちたいね」と奮闘を誓う。(長田健吾)

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