トンガ代表「島原は一番」 公認キャンプ地に高い評価

西日本新聞 長崎・佐世保版 真弓 一夫

島原市での公認キャンプを終えて熊本市に向かうトンガ代表(左)を、トンガ国歌を歌って見送るしまばら半島国際交流クラブのメンバー 拡大

島原市での公認キャンプを終えて熊本市に向かうトンガ代表(左)を、トンガ国歌を歌って見送るしまばら半島国際交流クラブのメンバー

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、6日のフランス戦に備え島原市での公認キャンプを終えたトンガ代表は4日、試合のある熊本市に移動した。W杯クラスの国際大会で市が初めて誘致に成功した今回のキャンプ。代表チームからも「恵まれた環境で練習ができた」と高い評価を受け、今後のスポーツ誘致に弾みがついた。

 トンガ代表は2試合を終え、9月29日に島原入りした。同30日から今月3日まで同市の多目的広場でキャンプを実施。2連敗の課題を修正し、強豪のフランス戦をイメージした練習を重ねる一方、蓄積した疲れをホテルの温泉で癒やし「リフレッシュできた」(選手たち)。

 誘致成功の決め手は、手入れの行き届いた芝生のグラウンドや、練習施設から温泉のあるホテルまで車で約5分の利便性だ。元ニュージーランド代表のピタ・アラティニ・アシスタントコーチ(43)は「過去のW杯など世界各地でキャンプをしたが、島原は一番だ」と称賛した。

 大会前の事前キャンプは市民との交流の機会も比較的多いが、大会中の公認キャンプは試合が最優先される。島原市での交流事業は代表選手のラグビー教室が1回開かれただけだ。テロ対策で滞在日程や宿泊先も非公開なので「キャンプ地なのに実感がない」という市民の声も聞かれた。

 しかしW杯公認キャンプ地の実績は、島原市を世界のスポーツ界に確実にアピールした。市は来年の東京五輪でスペインのレスリングチームの事前キャンプ地に決定済み。パラリンピックではドイツの陸上チームとキャンプ誘致の交渉を進めている。古川隆三郎市長は「W杯の実績で誘致活動を加速させたい」と期待する。(真弓一夫)

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