「福岡の需要取り込みを」 北九州空港の可能性討論

西日本新聞 北九州版 竹次 稔

アジア成長研究所が主催した北九州空港のシンポジウム 拡大

アジア成長研究所が主催した北九州空港のシンポジウム

 「北九州空港が変える日本・アジアの未来」と題するシンポジウムが4日、小倉北区のリーガロイヤルホテル小倉であった。同空港や周辺地域の発展の可能性について、研究者や航空関係者が講演、討論。北九州市の外郭団体、アジア成長研究所(AGI)が主催し、研究所の創立30周年の記念事業として行われた。

 基調講演したAGIの八田達夫理事長は「福岡空港でも、国際線の乗降客数は香港やシンガポールに比べ10分の1。アジアの主要エリアとして北部九州が発展するには、容量に限界がある福岡空港の需要を取り込むべきだ」と指摘。「JR小倉駅と空港を結ぶ新幹線を新設しても採算は取れるはずだ」と訴えた。

 ロシアの貨物系「ボルガ・ドニエプル航空」日本地区代表の塚田博之氏も講演で「滑走路が3千メートル級に延伸されれば、長距離飛べる燃料を搭載できる」と機能の拡充に期待。北九州市、福岡県との連携強化に向けた覚書の締結を検討していると明らかにした。

 4人の講演者によるパネル討論では「北部九州にクリエーティブな人材や本社機能を集めるなどの地域づくりと、空港の充実を連動させる必要がある」との考えを共有した。

 同研究所は1989年9月に設立。現在、研究者10人がアジアの経済、社会問題を調査研究している。 (竹次稔)

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