「大麻危険」繁華街の若者へ動画 スマホに広告配信 県が位置情報活用

西日本新聞 ふくおか版 豊福 幸子

県が制作した動画広告の一部 拡大

県が制作した動画広告の一部

県が制作した動画広告の一部

 大麻の危険性を広く認識してもらおうと、県はスマートフォンの位置情報を活用した動画広告配信を始めた。若年層が勧誘されやすい繁華街でスマホユーザーをターゲットに、大麻乱用防止を呼び掛ける。麻薬・覚せい剤乱用防止月間(10月1日~11月30日)に合わせて実施する。

 広告は福岡市の天神地区や中洲、JR博多駅周辺、北九州市のJR小倉駅周辺にいる人のスマホに配信され、閲覧しているサイトの広告欄に動画が表示される。県が独自に制作した15秒の動画は、勧誘される3パターンの場面を描き大麻の違法性を訴えかける内容。

 ツイッターで大麻の関連語句を投稿、リツイート(転載)した人への配信も始めた。大麻の隠語や別称の「クサ」「マリフアナ」など約40の関連語句に連動して動画広告を表示する。海外渡航者向けに、福岡空港国際線ターミナルビルでも放映している。

 県によると、県内で2018年に大麻取締法違反で摘発されたのは過去最多の202人で、60・4%が30歳以下の若年層。警察庁の実態調査(17年)によると、若年層ほど勧誘されて使用した比率が高い。危険性の認識について「ある」「大いにある」とした人は30・8%にとどまり、20歳代の7割超は「まったくない」と答え、危険性の軽視が顕著となっている。

 県薬務課は「大麻には依存性があり、記憶障害や精神病を引き起こす恐れがある。若年層を中心に、広報啓発を徹底したい」としている。 (豊福幸子)

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