『剝製師』 高岡修 著 (深夜叢書社・2750円)

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『剝製師』 高岡修 著 (深夜叢書社・2750円)

 鹿児島市在住で、詩壇と俳壇の両方で活躍する著者の第7句集。原爆の惨禍をテーマにした〈白虹の繃帯で巻く原爆ドーム〉〈爆心のかの朝に置く水の椅子〉、東日本大震災に触発された〈みちのくに指紋まみれの空がある〉〈炉心棒溶けるがごとく蝸牛〉-。現実と超現実のイメージを交差させつつ、全体を濃い死のにおいが覆う。句集名は巻末近くの〈夕焼けの腸(わた)豹に詰め剥製師〉から。

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