今泉コレクション101点を公開 九州陶磁文化館

西日本新聞 佐賀版 古賀 英毅

開会式後に行われた学芸員による展示品解説 拡大

開会式後に行われた学芸員による展示品解説

 肥前磁器研究家として知られた故今泉吉郎氏と息子の吉博氏の二代にわたって集められ、九州陶磁文化館に昨年度寄贈されたコレクションを紹介する新収蔵品展が5日、有田町戸杓の同館で開幕した。1985年に贈られ後に国の重要文化財になった「染付山水文輪花大皿(そめつけさんすいもんりんかおおざら)」も含め101点を展示している。

 吉郎氏は十一代今泉今右衛門の三男。今泉元佑の名で多くの著書を記し、古陶磁の収集と研究に長年尽力した。吉博氏も美術関係の仕事に携わっている。寄贈された磁器は17世紀半ばに有田で焼かれた染付を中心に、鍋島藩窯(伊万里市)などの製品も含まれる。

 開会式では鈴田由紀夫館長が「有田焼が最も活気があり革新的だった時代の作品が多く、喜んでいます」とあいさつ。吉博氏は「研究、展示の手助けになれば」と述べた。出席者は学芸員の解説を聞きながら、カササギを描いた染付皿や青磁の大皿などの展示品を見学していた。

 展示は11月24日まで。無料。(古賀英毅)

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