歌って脳梗塞から回復 最高齢87歳の国本さん「歌えば歌うほど元気に」

西日本新聞 北九州版 東 祐一郎

練習する国本正徳さん(最前列左)と、常子さん(同左から6人目) 拡大

練習する国本正徳さん(最前列左)と、常子さん(同左から6人目)

北九州市のコーラスグループ、12日に公演

 来年1月で結成10周年を迎える門司区のコーラスグループ「大南コーラス『アモーレ』」のメンバーが12日に初の主催コンサートを開く。メンバーは50~80代の32人で、最高齢の国本正徳さん(87)は脳梗塞で倒れ、外出することも人と会うことも少なくなっていた時、コーラスと出会った。歌えば歌うほど体調が良くなり、妻常子さん(75)との会話も増えた。「こんなに健康になるなんて」と夫婦は目を細める。大舞台に向けた練習にも熱が入る。

 「歌って声を出せば体調が良くなるのでは」

 コーラスを勧めたのは常子さんだった。正徳さんは7年前に脳梗塞で倒れて以降、発語がうまくできず、物忘れがひどくなった時期もあった。普段は人と会うことも少なく、コーラスで発声する機会を増やそうと、夫婦でアモーレに入った。

 アモーレは大里南市民センター(同区原町別院)の元館長が「コーラス部を作りたい」と、自宅で音楽教室などを開き、コーラス指導をしている楳寿あかりさん(40)を講師として招いたことがきっかけで2010年1月に結成。年5回ほど、北九州市主催のイベントに出演するなど精力的に活動している。

 アモーレに入って夫婦は歌に夢中になった。散歩するときも曲を口ずさみ、練習には欠かさず参加した。最近では物忘れも少なくなったという。

 1年前からは本番に向けて練習量を増やし始め、最近は週2、3回するほどの熱の入りようだ。コンサートでは15曲のメドレーからなる「ふるさとの四季」の他、「いのちのうた」などを披露する。

 コンサートは12日午後2時から、戸畑区のウェルとばた中ホールで行われる。入場無料。(東祐一郎)

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