国際都市への変貌実感 NZロトルア市視察団、通訳後藤さんが故郷別府を案内

西日本新聞 大分・日田玖珠版 稲田 二郎

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別府訪問の思い出を語る後藤亜衣さん

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、ニュージーランド(NZ)・ロトルア市の視察団が2日のNZ代表の試合観戦に合わせて大分を訪れた。通訳を兼ねて案内したのは別府市出身でロトルア市在住の後藤亜衣さん(45)。「とても光栄な時間でした」と振り返る後藤さんは「滞在期間を通じて、別府が国際都市になりつつあるのを実感した」と語る。

 ロトルア市は別府市の姉妹都市で、視察団は元市長のグラハム・ホール氏ら6人。9月30日から今月5日まで大分に滞在し、後藤さんは試合観戦や観光地などを案内した。後藤さんは移住して15年。現地で別府の視察団を案内していたことなどから、今回任されることになった。

 もともと現地に行ったのは語学を学ぶためだった。両市から奨学金を受けて英語を勉強、ツーリズムの専門学校にも通った。知人を通じて知り合った幼稚園の先生(40)と結婚。今は女児2人のママになった。

 「家族中心の生活で、日本に比べてライフスタイルがゆっくりしている」。自然が豊かで、家族でマウンテンバイクなどを楽しむ日々。ロトルアは先住民族マオリと欧州系移民など他民族が融合して穏やかに暮らしており、別府も似てきているのではないかと思ったという。

 「昔は別府で外国人なんて見なかったですから。それが海外の人とコミュニケーションが取れるようになってきている」。観光地で人を受け入れる素地があった中で、立命館アジア太平洋大の開学などで外国人が増え、海外からの観光客も増加。おもてなしの心が浸透していると感じている。

 今回は、1日に別府市であったオールブラックスのラグビー教室にも参加。「どれだけすごいことか、子どもたちは分かっていないと思うが、将来的にはいい影響があると思う」。そしてこう続けた。

 「子どもたちにはぜひ海外に出てほしい。英語の勉強だけではなく、いろんな体験をし、様々な価値観などを体験してほしい。せっかくの姉妹都市であるロトルアに、ぜひどうぞ」

(稲田二郎)

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