嘉麻で世界のCMフェス 歩行者天国、角打ちや写真展も 12月に「ブギウギまつり」

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ

イベントに向け、空き店舗をそうじする実行委のメンバー 拡大

イベントに向け、空き店舗をそうじする実行委のメンバー

 空き店舗が目立つ商店街にかつてのにぎわいを取り戻そうと、嘉麻市の上山田商店街関係者と地域住民が、12月1日のイベント開催に向け準備を進めている。「山田ブギウギまつり」と名付け、世界中のテレビコマーシャルを上映する「世界のCMフェスティバル」をメイン企画とする予定で、実行委員会メンバーは「商店街の雰囲気を味わいながら、映像を楽しむ場を作りたい」と意気込んでいる。

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 上山田商店街は旧山田市の中心部として栄え、かつては映画館をはじめ100を超える店舗が軒を連ねた。だが、三菱や古河の炭鉱閉山後は人口減少により商店街も活気を失った。現在の店舗は肉屋や衣料品店、飲食店など約20店。店主の高齢化が進み、近隣にできた大型郊外店にも押されている。

 ブギウギまつりは、市内外の人たちに上山田商店街のことを知ってもらおうと、地元住民や商工関係者などでつくる実行委が計画。月に1回のペースで話し合いを進め、まつりの企画を練り上げている。

 世界のCMフェスティバルは、フランス人プロデューサーのジャンクリスチャン・ブーヴィエさんが、1999年に福岡市で初めて開催。厳選された短編映画のようなCMを紹介する内容で、10年前に飯塚市で開かれた同フェスに、実行委メンバーが関わっていたことから嘉麻市での開催が決まった。当日は道路を歩行者天国とし、かつての商店街の風景を集めた写真展や角打ち、地元製菓店のスイーツ販売などを検討しており、関係機関と調整を進めている。

 実行委は8月下旬、地元の人たちに空き店舗10軒の現状や有効活用について尋ねるアンケートを実施。それによると、空き店舗はほとんどが物置になっており、うち7店舗の所有者から「地域おこしに使用してほしい」との回答があったという。調査結果は、イベントだけでなく、新規創業の呼び込みにも活用する予定だ。

 実行委員長で、近くの射手引神社の禰宜(ねぎ)を務める桑野隆夫さん(43)は「(12月のイベントは)街に活気を取り戻すための第一歩。一過性のものにせず、来年以降も開催を継続したい」と話している。 (丸田みずほ)

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