病認識が回復の一歩 肥前精神医療センター武藤医師 ギャンブル依存症

西日本新聞 社会面

国立病院機構肥前精神医療センターの依存症治療センター長、武藤岳夫医師 拡大

国立病院機構肥前精神医療センターの依存症治療センター長、武藤岳夫医師

 ギャンブル依存症の治療拠点として選定されている国立病院機構肥前精神医療センター(佐賀県吉野ケ里町)依存症治療センター長の武藤岳夫医師(45)に依存症者へ必要な支援などについて聞いた。

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 ギャンブルでのビギナーズラックや大勝の経験、ストレスの多い生活、自己肯定感の低さ、遺伝などのさまざまな要因が相互に作用すると依存症に陥りやすいと考えられている。依存症者は必ずと言っていいほどうそをつき状況を隠そうとするため、周囲が気付くのは難しいが、休日に1人での外出が増える、頻繁なお金の無心といった兆候が表れたら注意が必要だ。

 「否認の病気」なので、回復への第一歩は本人が病気と認識すること。そのために、家族は本人を責めるのではなく心配していることを伝え、借金の肩代わりはせず、専門機関に相談したりすることが有効。他人の経験談を聞け、「支持」と「共感」を得られる自助グループへの参加も非常に重要だ。参加で回復につながっている人は多い。

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