作兵衛映画 筑豊で初上映 11月2日に飯塚、3日は田川と直方

西日本新聞 ふくおか版 大塚 壮

田川市と飯塚市の上映会のポスター 拡大

田川市と飯塚市の上映会のポスター

 筑豊の炭鉱を描いた数多くの記録画と日記が世界の記憶(世界記憶遺産)になった山本作兵衛(1892~1984)を題材にしたドキュメンタリー映画「作兵衛さんと日本を掘る」が、11月2日に飯塚市、3日に田川、直方両市で上映される。作兵衛が生まれ育った筑豊での上映は初めて。

 作兵衛の記録画や日記を縦軸に、子孫や親交があった人たち、元女性炭鉱員のインタビューなどを交えながら日本の近代化や戦争、戦後復興、閉山ラッシュなど時代背景を描いた映画。5月に東京で公開後、県内外の約20カ所で上映されたが、筑豊では会場の確保ができずに未公開だった。

 市民の「筑豊でこそ上映すべきだ」との声を受け、「筑豊で作兵衛さんを上映する会」(森山沾一田川市石炭・歴史博物館長ら共同代表)が立ち上がり、上映が実現した。

 2日午後1時半から飯塚市の嘉穂劇場、3日午前11時と午後3時から田川市美術館、同日午後1時40分から直方市のユメニティのおがた(殿町シネマ実行委員会主催)で上映。飯塚、田川会場は千円、直方会場が1300円(いずれも前売り)。上映する会メンバーの文川和・田川市美術館副館長は「炭鉱で働き、日本の近代化を支えた人の苦労を見つめ直し、筑豊の今後を考えるきっかけになればいい」と話している。 (大塚壮)

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