6日に死去した金田正一さんの関連記事で

西日本新聞 社会面 林 原弘

 6日に死去した金田正一さんの関連記事で、1973年から74年の「太平洋(現西武)・ロッテの遺恨試合」を取り上げた。福岡の太平洋と金田さんが当時監督だったロッテとの間で、しばしば乱闘やもめ事が起き、ファンも相手選手を球場に缶詰め状態にするなど暴走した。

 太平洋の元選手は「あれは球団があおった騒動」と苦笑する。実際、太平洋は乱闘の写真に「今日も博多に血の雨が降る!」とコピーをつけたポスターで集客を図ったという。今ならネットで炎上確実。ただ八百長問題に端を発した「黒い霧事件」で弱体化して不入りに苦しんだ太平洋が、なりふり構っていられない状態だったのは理解できる。

 今年のプロ野球公式戦の観客動員数は史上最多を記録。不入りのチームはないと言っていい。球場はきれいで、飲食、イベントも充実。それでも異様な熱気を帯びた昔の球場を、ちょっとのぞいてみたくもなった。 (林原弘)

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