「福岡の絆」再共演へ ムーア選手、トゥポウ選手「理解し合える存在」

西日本新聞 社会面 大窪 正一

ジェームス・ムーア選手 拡大

ジェームス・ムーア選手

ウィリアム・トゥポウ選手

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で開幕3連勝し、史上初の8強入りに前進した1次リーグA組の日本。今回の代表には九州のチームの選手が2人いる。トップリーグ(TL)の宗像サニックス(福岡県宗像市)に所属するジェームス・ムーア選手(26)と、今季はTL下部リーグのコカ・コーラ(福岡市)に所属するウィリアム・トゥポウ選手(29)だ。

 2人はオーストラリアのブリスベンステート高の同窓生。ニュージーランド生まれで2歳からオーストラリアに移ったトゥポウ選手は2014年、オーストラリア出身のムーア選手は16年に来日した。「育った場所が3キロしか離れていない仲間と日本で過ごせるのは素晴らしい。お互いの問題を理解し合える存在」とムーア選手は語る。

 所属チームがある福岡への愛着はどちらも強く、福岡の魅力を語り合うこともあるという。サーフィンが趣味のムーア選手は宗像市のチーム練習場近くの海がお気に入り。朝、波に乗ってから練習する日もある。トゥポウ選手はプロ野球の福岡ソフトバンクの大ファンで、今季はヤフオクドームで9試合も観戦した。

 親友の2人は代表では常に一緒に行動。ムーア選手が日本代表として初出場した7月のフィジー戦前には、トゥポウ選手がジャージーを手渡して祝福した。W杯では3試合連続で先発したロックのムーア選手が、アイルランド戦でチームトップのタックル数を記録。サモア戦でも相手の突進を体を張って止め続けた。

 一方のトゥポウ選手はアイルランド戦直前に左太ももを痛め、ここ2試合はメンバー外となったが、チームが躍進するほどW杯で復帰する可能性は高まる。W杯後には福岡から旋風を巻き起こそうと誓い合っている2人。ムーア選手はW杯での「再共演」、そして福岡のために、タックルを武器にフル回転する。 (大窪正一)

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