世界のあちこちから紛争やテロのニュースが絶えず届く…

西日本新聞 オピニオン面

 世界のあちこちから紛争やテロのニュースが絶えず届く。そのたびに、この人の歌が聴きたくなる。39年前に亡くなった元ビートルズのメンバー、ジョン・レノン。存命なら、きょうは79歳の誕生日だ

▼<♪僕らが言ってることは、平和にチャンスを与えてくれってことだけなんだ>。1969年に発表した初のソロシングル「平和を我等(われら)に」。ベトナム戦争に反対するメッセージソングだ。米ワシントンでの反戦集会では、50万人の若者らがこの歌を大合唱した

▼さらに「イマジン」や「ハッピー・クリスマス(戦争は終(おわ)った)」など今も歌われる名曲を世に送り、世界に反戦・平和の機運が広がった。もしもレノンがいなかったら、ベトナム戦争の泥沼は続き、さらに多くの若者の命が失われていたかもしれない

▼もしもビートルズが世界に存在しなかったら-。11日公開の映画「イエスタデイ」だ。事故に遭った男性が目覚めると、誰もビートルズを知らない。自作の曲のように歌ってみたら、天才と絶賛され、彼は一躍スターに…

▼荒唐無稽のコメディーだが、50代以上には懐かしい名曲が次々と流れ、一緒に口ずさみたくなる。若い頃の甘酸っぱい思い出や、学生運動に熱くなった日々がよみがえる人もいよう。ビートルズ好きなら、ついにんまりする演出があちこちに

▼ネタバレになるので書けないが、特にレノンのファンは泣きそうになる仕掛けも。

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