ラグビーファン、疑問や要望 公式ファンゾーン狭い 屋根、なぜ開けないの

西日本新聞 大分・日田玖珠版 岩谷 瞬 笠原 和香子

入場規制のためにテントに入れず、外から試合中継を見る人たち=9日午後2時半 拡大

入場規制のためにテントに入れず、外から試合中継を見る人たち=9日午後2時半

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を取材中、国内外のファンから試合会場やファンゾーンに対する疑問や要望をいくつか耳にした。より多くの人が観戦を満喫できるよう改善できないか。大会組織委員会や県などに尋ねてみた。

 (1)「ファンゾーンのテントが狭い!」

 JR大分駅南側の公式ファンゾーン。入場客数は日を追うごとに増え、日本対サモア戦の5日は1万7191人が押し寄せた。目玉のパブリックビューイング(PV)を楽しめるテントの収容人数は540人。連日入場規制となり、外からのぞき込む人が大半だ。

 県W杯推進課によると、テントは消防の許可を得て設置しており、拡張するには収容人数や面積などの変更手続きが必要。大会途中からでは現実的に難しく、風雨を考慮すると取り外すこともできないという。代わりに、屋外に置く5台のモニターを増やせるか検討するという。

 (2)「昭和電工ドーム大分の屋根は開けないの?」

 5日のオーストラリア対ウルグアイ戦では快晴にもかかわらず、ドームの屋根は閉まったまま。オーストラリア人のミア・グルーバーさん(41)は「ドームって新鮮だけど、晴れているのになぜ屋根を開けないの?」と首をかしげた。

 同委員会によると、試合ごとにピッチコンディションに差が生じないよう、開閉式屋根の会場は閉じて試合を行うと規定。9日のウェールズ対フィジー戦も屋根は閉じたまま行われた。

 (3)「準々決勝以降もPVはあるの?」

 日本代表の活躍を受け高まるラグビー人気。「準々決勝以降もPVを楽しみたい」という声は多い。

 公式ファンゾーンは準々決勝(19、20日)とその前日(18日)、準決勝(26、27日)、決勝(11月2日)といずれも開催する。

 JR大分駅北口前の“大分市版ファンゾーン”は当初準々決勝までとしていたが、準決勝、決勝と3位決定戦(11月1日)の開催を9日、急きょ決定した。

 準々決勝まで「観戦エリア」を設ける北浜公園(別府市)の“おもてなしゾーン”も準決勝以降の開催に向けて調整中という。同市観光課は「要望は多く、できるだけ応えたい」としている。(岩谷瞬)

   ◇   ◇

13日、日田駅前広場でPV 大分市、別府市でも

 日本代表の決勝トーナメント進出が懸かる、ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の日本対スコットランド戦のパブリックビューイング(PV)が13日、日田市のJR日田駅前広場で開かれる。午後7時開場、同7時45分試合開始。入場無料。

 ラグビーの面白さを子どもたちに知ってもらおうと、市内の小学生クラブ「日田ラグビースクール」が主催。広場の特設会場では約250インチのスクリーンに試合を映し出す。小学生以下対象の優先シートがあり、子どもはスクリーン前で観戦できる。開場後には、市ラグビー協会と協力してルールや試合の見どころの解説もする。

 同スクールのコーチ、河津勇成さん(46)は「大画面は迫力満点で、みんなで見ると試合も一層面白い。一緒に感動を味わいたい」と話す。

 この試合では、JR大分駅北口前の“大分市版ファンゾーン”も急きょPVを開催。北浜公園(別府市)の“おもてなしゾーン”は、当初午後6時としていた開催時間を午前11時15分に早めた。(笠原和香子、岩谷瞬)

大分県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ