六角川水系治水対策急げ 国、県などが防災・減災協

西日本新聞 佐賀版 古賀 英毅

六角川水系流域の首長らが集まって開かれた協議会 拡大

六角川水系流域の首長らが集まって開かれた協議会

 8月の記録的な大雨で特に被害が大きかった六角川水系について、地域特性などを踏まえた総合的対策を早急に講じる防災・減災対策協議会が9日、発足した。国土交通省武雄河川事務所と県、流域市町で構成。先に発足した六角川学識者懇談会の議論と合わせ、年度内に緊急治水対策プロジェクトを策定し、プロジェクトに基づき協議会で水害を踏まえた市町などの取り組み方針を定める。

 同水系の防災・減災に関する協議会では「嘉瀬川・六角川流域大規模氾濫に関する減災対策協議会」(2016年設置)があるが、今回の協議会はこれとは別。従来の協議会は意見交換を通じた水防災意識の再構築などソフト対策を重視していたが、今回は一歩踏み込んで流域の総合的な治水対策も議論する。特に六角川水系で目立った支川や用水路があふれる「内水被害」への対応が大きなテーマになる。

 武雄市の武雄河川事務所で開かれた初会合では、出席した首長が「河川管理者だけでなく農政部局、都市計画部局を含め関係機関が連携して総合的な治水対策をしてほしい」「地域住民に一番接している首長の意見を十分取り入れた対策を」などの声が出された。

 学識者懇談会は災害の再発防止に向けた抜本的な治水対策などを検討するため、「科学的知見に立って有効な対策を議論してほしい」という要望もあった。

 初会合前には従来の協議会なども開かれ、8月の大雨では首長が防災無線で避難を呼び掛けて効果があったことや、クリークの水位を事前に下げて大雨に備えた例などが報告された。(古賀英毅)

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