5年に1度の御神幸 直方市の劔神社 12、13日

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

飾り付けが進められる元山流の山笠=7日夕 拡大

飾り付けが進められる元山流の山笠=7日夕

劔神社で浦安の舞を練習する子どもたち=7日夜

 直方市下新入の劔(つるぎ)神社(高山智史宮司)が5年おきに行う御神幸が12日のお下り、13日のお上りでにぎやかに時代絵巻を繰り広げる。ご神体を載せた牛車や八つの流(ながれ)の山笠などが練り歩く行列は最大約720メートルの長さとなり、氏子約870人が参加する。

 同神社の御神幸は、無病息災や家内安全、五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを願い、江戸時代初期の約400年前から受け継がれている。氏子区域は現在の中心市街地まで広がり、山笠は1番須崎流から13番元山流まで八つが残る。

 元山流では、7日朝から山笠の飾り付けが進められた。平安時代に源平が戦った屋島の合戦をモチーフにした飾りで、山笠委員長の高島三櫻さんは「近年多くなった水害が起こることのないようにとの願いを込めた」と話す。

 12日午前11時半から劔神社で小学生が社会の平穏を願う浦安の舞を奉納。午後1時にお下りが始まり、直日神社(同市日吉町)を経て稲荷神社(同市津田町)に向かう。13日のお上りでは午前9時半に稲荷神社を出発し、庚申社(同市山部)と明神社(同市上新入)に立ち寄って劔神社に戻る。各神社で浦安の舞を奉納する。雨天決行の予定。

 高山宮司は「地域に伝わる祭りを通し、人と人、世代間のつながり、郷土への愛着を培うとともに、先人の思いを子どもたちの心に残したい」と願う。浦安の舞を舞う新入小5年の川原春音さんは「夏休みからたくさん練習してきた。とても難しいけれど、本番で頑張りたい」と意気込む。14日には午前11時から例大祭。同神社=0949(22)2682。 (安部裕視)

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ