<いじめのこと、ネットトラブルのこと、体罰のこと、身の危険を感じること…>…

西日本新聞 オピニオン面

 <いじめのこと、ネットトラブルのこと、体罰のこと、身の危険を感じること…><学校生活の中での悩みごとや心配ごとがあれば、どんな小さいことでも抱え込まずに、早めに相談しましょう>

▼神戸市教育委員会のホームページ。SNS(会員制交流サイト)や電話で悩み相談に応じている。<みんなから無視されるなど、周りの心配な人>についての情報は24時間受け付け、学校への連絡も

▼いじめによる子どもの自殺が相次ぐ。子どもが安全に安心して学校生活を送るために大切な取り組みだ。けれど、子どもや親が信頼して相談し、いじめを根絶する立場の者がいじめの張本人ならば-

▼同市立の小学校で、30~40代の教諭4人が同僚の20代の男性教諭に陰湿ないじめを繰り返していた。羽交い締めにして激辛カレーを無理やり食べさせたり、目に激辛の汁を塗ったり

▼加害者は「いじめのつもりはなかった。エスカレートした」と釈明。まるでいじめっ子の言い分だ。他にも複数の同僚が被害に遭っていたという。4人は子どものいじめ防止にも関わっていたと聞けば、激辛カレーを押し込まれたように心がひりひりと痛む

▼別の教員が「心配な人」のことを校長に相談したが、学校は市教委に「人間関係のトラブルがあったが、解決済み」と報告していた。こんな現実を知った子や親が、どうして学校や教委を信頼して悩みや被害を相談できようか。

PR

PR

注目のテーマ