古文書解読、市教委に寄贈 天瀬町歴史研究会 草野本家の手記など

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介

三笘真治郎教育長(左)に冊子を贈った天瀬町歴史研究会の織田荘太郎会長(左から2人目)たち 拡大

三笘真治郎教育長(左)に冊子を贈った天瀬町歴史研究会の織田荘太郎会長(左から2人目)たち

 日田市の歴史を研究する市民グループ「天瀬町歴史研究会」(織田荘太郎会長)が旧商家「草野本家」(同市豆田町)に残る古文書の読み下し文や現代語に訳した冊子を3日、市教育委員会に寄贈した。織田会長は三笘真治郎教育長に「貴重な歴史が埋もれたままになるのはもったいない。多くの市民に見てほしい」と活用を訴えた。

 草野本家の当主、草野義輔さん(72)から古文書を託された織田会長や高倉重昭事務局長(76)が約11年かけて文字を解読し、まとめた。

 古文書は、草野家の祖先が享保の大飢饉の時代、米を買い付けるために下関や大坂を巡り、値段や被害を記した「手記」▽観光のため各地を巡った「道中日記」▽幕末、洪水で流された豆田町にある橋を6千両かけて架け替えた記述が残る「諸要用留」-など5点。「道中日記」には、研究会が旅行記録から地名や日時を特定し、記入した地図もある。草野さんは「大変な労作。重要だと思い保管していたが、内容が分からず困っていた」と感謝した。研究会が寄贈した冊子は7冊の2セット。それぞれ咸宜園教育研究センターと淡窓図書館で閲覧できる。(中山雄介)

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