ポーランドで響け鎮魂の合唱 18日から10日間 レクイエム・プロジェクト 国交100年 現地で公演 

西日本新聞 長崎・佐世保版 徳増 瑛子

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ポーランドのコンサートに向けて練習に励む長崎のメンバーたち

 追悼や平和への思いを込めて全国各地でコンサートを展開する市民参加型の合唱団「レクイエム・プロジェクト」が18日から10日間、国交樹立100周年を記念してポーランドでコンサートを開く。長崎の被爆者などを含む計135人が歌声を披露する予定で、参加者たちは意気込んでいる。

 プロジェクトは阪神淡路大震災の犠牲者に鎮魂の祈りをささげようと、2008年に始動。長崎、広島、東京など戦争や自然災害で大きな被害を受けた国内7都市に活動拠点を置き、日頃はそれぞれで練習する。

 今回はプロジェクトの元メンバーがポーランドと交流があった縁で実現。滞在中、教会やワルシャワ大学など5カ所で、上田益代表が作曲した33曲を披露。長崎で宣教したコルベ神父が亡くなったアウシュビッツ強制収容所も訪れる。

 歌は大半がラテン語だが、広島の被爆者が作詞した組曲の中の「天と地と海と」は日本語。命や平和の大切さをしたためた内容で、上田代表は「言葉は通じなくても、平和への思いは伝わるはずだ」と話す。

 コンサートでは、地元のオーケストラやオルガニストとも協演する。現地で歌声を響かせる長崎市の大岩しのぶさん(57)は「ポーランドにも長崎と同じように戦争被害者はたくさんいる。心を一つにして歌いたい」と話した。(徳増瑛子)

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