「いにしえの道」復活 住民整備、トレッキングコースに 八女市上陽町-久留米市草野町5キロ

西日本新聞 筑後版 丹村 智子

かつて人や馬で物資を運んだ「いにしえの道」のスタート地点 拡大

かつて人や馬で物資を運んだ「いにしえの道」のスタート地点

グライダー山からは筑後川流域の景色を一望できる いにしえの道地図

 かつて八女市上陽町下横山の集落から山を越え、久留米市草野町の集落につながっていた「いにしえの道」の一部を、地域住民がこのほどトレッキングコースとしてよみがえらせた。お披露目も兼ねて、11月にツアーを企画している。

 コースは八女市上陽町の「みんなの館」(旧尾久保小学校)から、久留米市側の「グライダー山」山頂までの片道約5キロ。山頂からは、筑後川流域の田んぼや町並みがぐるりと一望できる。コース途中には杉が立ち並び、時折しいたけの原木栽培の現場や茶畑ものぞける。

 いにしえの道は戦後のモータリゼーションが起きるまで、人や馬が物資を運んだ道だったという。その後は林道が整備され使われる頻度が減ったことや植林などでいつの間にか埋もれていった。地域のお年寄りたちの回想から昨年夏、この道を復活させる案が浮上。住民ら約20人で「いにしえの道を復活させる会」を組織、草刈りをしたり道案内の看板を設置したりしてきた。

 「道の存在を知ってもらい、森林浴の心地よさやグライダー山からの絶景を楽しんでもらいたい」と、同会の森山正会長。11月2日には同会メンバーらが一緒に歩くツアーを行う。参加費は大人千円、小学生以下500円。 (丹村智子)

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