第44期天元戦五番勝負 第3局 11月23日(金)

井山裕太天元 対 山下敬吾九段

佐賀県鹿島市「祐徳稲荷神社」

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天元戦第1局 大石取り許が先勝

西日本新聞

天元戦第1局で勝利し、感想戦に臨む許家元八段=11日午後6時ごろ、岐阜市 拡大

天元戦第1局で勝利し、感想戦に臨む許家元八段=11日午後6時ごろ、岐阜市

 囲碁の井山裕太天元(30)=棋聖、本因坊、王座=に許家元八段(21)が挑む第45期天元戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第1局が11日午前9時、岐阜市の「都ホテル岐阜長良川」で始まり、午後5時21分、179手までで黒番の許が中押し勝ちし、タイトル奪取に向けて好発進した。

 持ち時間各3時間のうち残りは両者とも1分。第2局は21日、北海道ニセコ町の「いろは」で行われる。

 序盤はじっくりしたペース。井山が白34(16八)と右辺に割って入り、許は黒49(13十五)で下辺から勢力を拡大した。井山が白58(9十六)と下辺に厳しく打ち込み、本格的な戦いが始まった。

 終盤は、左上を生きて地合いに勝る井山ペースでヨセに入ったが、挽回を狙う許は黒123(9五)から上辺を攻撃。井山は白130(16三)、144(7十一)などと守勢に回らざるを得なかった。最後は両者秒読みに追われる中で難解な攻防となり、許が中央の白の大石を根こそぎ取って決着した。

 立会人の小県真樹九段は「井山天元の実利と許八段の勢力の戦いだったが、許八段が執念で逆転した。次局も熱戦になるだろう」と話した。

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許家元八段の話

 序盤、気が付いたら地に甘くなり自信がなかった。普通にヨセると悪いため、無理気味に大石を取りにいったものの、正しく打たれていたらシノがれていた。ずっと苦しかったので、次は内容の良い碁を打ちたい。

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井山裕太天元の話

 実戦は、はっきり大石が死ぬように自分から打ってしまった。良いシノギがあったかもしれないが、分からなかった。本局は勝負どころでまずくなったので、その反省点を生かし、次局も精いっぱい打ちたい。

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