猫カフェ10周年、保護の理解求め 店主の内野さん、13日慈善イベント 佐賀市

西日本新聞 佐賀版 穴井 友梨

猫カフェ「コロン」で猫の世話をする内野香織さん 拡大

猫カフェ「コロン」で猫の世話をする内野香織さん

 佐賀市中央本町で猫の保護活動に取り組む猫カフェ「コロン」が、今月でオープン10周年を迎えた。保護された猫を人に慣れさせ、希望の客に譲渡する仕組みで、これまでに数十匹が新たな飼い主に引き取られた。店主の内野香織さん(48)は「お客さんが保護活動を間近に見て、共感できる猫カフェでありたい」と話している。

 カフェでくつろぐ猫は10匹ほど。全て飼い主から捨てられたり、店の前に置き去りにされたりした後に保護された。病気の治療やワクチン接種を済ませて迎え入れる。

 「個人レベルでほそぼそと活動しています」と話す内野さんは佐賀市で育ち、2009年に勤めていた会社を脱サラ。同年10月に現在地の隣のビルで県内初の猫カフェを開いた。当時、犬の保護活動に取り組み「保護犬カフェ」を開いていたビルのオーナーに共感したという。「多くの猫が殺処分される実情を知り、飼い主を探して一匹でも命を救えればと思った」

 といっても苦労の連続。猫の体調に注意を払い、同級生の獣医師からアドバイスを受けながら手探りで運営した。犬カフェは2年後に閉店し、ビルも売却されたが、店は隣のビルに移って経営を続けた。

 譲渡した猫を捨てられるなどつらいことも多いが、「何かの役に立っているはず、という達成感でやってきた」と内野さん。「これからは情報発信など活動の幅を広げたい」と話した。

 13日には近くの656(ムツゴロウ)広場で動物愛護への理解を深めるチャリティーイベントを開く。バザーのほか、活動に協賛するミュージシャンのライブなどがある。売り上げは猫の治療費や保護活動に充てる。

 コロン=0952(37)8226。

(穴井友梨)

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