『天草島原一揆後を治めた代官 鈴木重成』 田口孝雄 著 (弦書房・2420円)

西日本新聞 くらし面

 島原の乱や天草四郎の知名度は抜群でも、鈴木重成を知らない人が多いと、鈴木神社(熊本県天草市)宮司でもある著者。同神社は一揆で荒廃を極めた天草・島原の復興に尽力した幕府代官の重成、重成に協力した兄で禅僧の正三、2代目代官の重辰をまつる。本書は前半生は不明点の多い重成の初の本格的な評伝。「幕府に石高半減を嘆願して自刃した代官」といったステレオタイプで語られがちだった重成の人柄と業績を具体的に振り返る。

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