ラグビー商戦活況 日本代表ジャージー完売、体験入部も急増

西日本新聞 井崎 圭 仲山 美葵

博多阪急で販売しているラグビーボール形のパン=10日、福岡市博多区 拡大

博多阪急で販売しているラグビーボール形のパン=10日、福岡市博多区

ラグビー日本代表のグッズが並ぶトリコロール福岡店=11日、福岡市博多区 外国人客でにぎわうトリコロール福岡店=11日、福岡市博多区 ジュンク堂書店福岡店のラグビー関連本特設コーナー=10日、福岡市・天神

 ラグビーワールドカップ(W杯)での日本代表の活躍を受け、九州各地でもラグビー人気が高まっている。スポーツ用品店では代表ジャージーなどの品薄状態が続き、関連書籍などの販売も好調。少年チームへの体験入部希望も急増中だ。初の決勝トーナメント進出を決めたことで、ブームはさらに過熱している。

 「代表ジャージーは完売なんです」。九州では珍しいラグビー専門ショップ「トリコロール福岡店」(福岡市博多区)。15日、ショップリーダーの林田洸嗣さんは鳴りやまぬ電話に丁寧に対応した。9月以降、用意した500枚以上のジャージーが完売。日本代表が勝利するごとに問い合わせは増え、「外国人も日本のジャージーを買い求めに来る」。決勝トーナメントに残った海外チームのジャージーも完売が続いており、店では代わりに各国の国名を記したファンTシャツを製作して販売。こちらも好調な売れ行きだという。

 ラグビーウエアなどを販売する「カンタベリー・オブ・ニュージーランド」キャナルシティ博多店(同)も、W杯開幕後の売り上げが前年同期の約3倍まで膨らんだという。

 開幕前に特設コーナーを設けたジュンク堂書店福岡店(同市・天神)。公式ガイドブックやルール本など60~70冊が並ぶ。元日本代表監督で「ミスターラグビー」と称される故平尾誠二氏の著書や、平尾氏をテーマにした本が人気という。担当者は「より競技を深く知りたいと思って購入に来ているようだ」。9月のラグビー関連本の売り上げは前月比で2倍を超えた。

 博多阪急(同市博多区)や鶴屋百貨店(熊本市)は開幕前後にラグビーボールの形をした総菜や菓子を販売。博多阪急は長さ約20センチのラグビーボール形のパン「勝利のラグビーボール」(税込み324円)の販売を続けている。

 九州各地の少年ラグビーチームには体験入部希望者が増加。九州ラグビーフットボール協会の川地光事務局長によると、福岡県太宰府市のチームには開幕後、既に体験希望者が30人以上訪れたという。

 川地さんは高まる人気の背景について「日本戦が毎試合、地上波で放送されることが大きい。きつい、痛いのイメージが格好いいに変わっている」と分析。日本が南アフリカに勝つ大番狂わせを演じた前回大会の翌年は、九州の競技登録者が若年層を中心に500人程度増えたという。川地さんは「今回はそれを超える増加が期待できるのではないか。裾野を広げる絶好のチャンス」と力を込めた。(仲山美葵、井崎圭)

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