ボクシング全国“3連覇” 高1・吉田選手 「プロの世界に挑みたい」

西日本新聞 北九州版 岩佐 遼介

 9月に東京の後楽園ホールであったボクシングの全国大会「第2回ジュニア・チャンピオンリーグ全国大会」(日本プロボクシング協会主催)の18歳以下スーパーバンタム級で「HKスポーツボクシングジム」(小倉南区)に所属する高校1年生の吉田心輝選手(15)が前身の大会を含めて3年連続となる優勝を飾った。1試合を除き予選から決勝まで全てKO勝ちし、高校3年のインターハイ出場選手らを圧倒した。「もっと強くなる」。将来を嘱望される吉田選手は、世界チャンピオンを目指し、練習に一層励んでいる。

 吉田選手は小学2年の時、同ジムに通っていた叔父に誘われ、ボクシングを始めた。「1対1で己の強さを競う肉弾戦が楽しい」。毎日のようにジムに通い、のめり込んだ。中学2年の時に、前身の「全国U-15ジュニアボクシング大会」の45キロ級で優勝。昨年の全国大会15歳以下50キロ級も制した。

 ファイトスタイルは長い手足を生かしてカウンターを狙うアウトボクシング。相手のパンチを誘発する駆け引きや素早く打ち込むカウンターパンチの精度が高く、元世界バンタム級王者の山中慎介さんをお手本にする。接近戦も苦にしないのが特長だという。

 9月8日の全国大会では一緒に参加した同ジムの高校1年藤田海翔選手(16)も18歳以下フライ級を制し、「これからも2人で切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と語る。

 プロボクサーとのスパーリングでは力の差を実感することも多いが、同ジムの桑原秀彦会長は「体がまだ成長段階で今より、はるかに強くなる潜在能力がある」。吉田選手は「パワーもスピードも全て足りない。もっと強くなってプロの世界に挑戦したい」と決意を語った。 (岩佐遼介)

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ