防衛大暴行訴訟、元学生側が控訴 福岡高裁

西日本新聞 社会面 鶴 善行

 防衛大学校(神奈川県横須賀市)で上級生らから繰り返し暴行を受けたとして、福岡県の20代の元男子学生が防衛大を設置する国に約2300万円の損害賠償を求めた訴訟で、元学生側は16日、訴えを退けた一審福岡地裁判決を不服として控訴した。

 一審判決は上級生らによる暴行を認定した上で「教官らが学生間の暴行を予見することはできなかった」として請求を棄却。元学生が上級生ら8人に慰謝料などを求めた訴訟は2月、地裁が7人に計95万円の支払いを命じ、確定している。

 元学生の母親は同日、福岡市内で記者会見し「ここで諦めたら後悔する。高裁には正義に反しない判断をしてほしい」と強調。弁護団は「指導に名を借りた暴力が日常的にある防衛大の現状を追認した不当な判決」とのコメントを出した。 (鶴善行)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ