交通輸送 初戦より改善 マイカー抑制呼びかけ奏功 ラグビーW杯

西日本新聞 大分・日田玖珠版 井中 恵仁 岩谷 瞬

 県内で3試合を終えたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。初戦の2日は大分、別府両市と試合会場を結ぶシャトルバスを巡り混雑となったが、県は出発時間を調整したり、降り場を増やしたりして改善。事前のマイカー利用抑制の呼びかけが奏功し交通量も減っており、2戦目(5日)以降、目立ったトラブルや渋滞は起きていない。

 2日のニュージーランド対カナダ戦は行きも帰りも混乱した。試合前はJR大分駅南側(大分市)でバスを待つ人が1キロ近い行列となり、県は急きょ出発を35分早めた。試合後は試合会場から大分市に戻るバスが渋滞し、利用者から不満の声が噴出した。

 県は5日のオーストラリア対ウルグアイ戦から、バスの待機状況に合わせて出発時間を調整。5日は定刻より15分早く、9日のウェールズ対フィジー戦は定刻通りに出発させた。駅周辺のスタッフを増員し、乗り場への誘導も強化した。

 帰りのバスでは、県警が駅周辺の青信号のタイミングを調整。降車場所も2日の8台から5日は10台、9日は12台に増やし、運行時間は平均40分(2日)から20分(9日)に半減した。

 県警交通規制課によると、9日の大分市内6カ所の交通量は大会前の9月25日に比べ8%近く減少。普段渋滞が多く、交通規制した宗麟大橋付近は25・2%減だった。

 準々決勝(19、20日)ではさらに多くの来客が見込まれ、県W杯推進課は「最後までW杯を楽しんでもらえるように取り組んでいく」としている。(岩谷瞬、井中恵仁)

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応援鉢巻き、法被人気

 ラグビーW杯の盛り上げに一役買っているのが、応援グッズだ。大分市府内町の染色会社「太田旗店」では、鉢巻きや法被など日本ならではのグッズ約20種を販売。既に完売した品もあり、「売れ行きは上々」(担当者)だという。

 日本文化に親しんでもらおうと独自に制作。鉢巻き(税込み千円)は、昭和電工ドーム大分(同市)で予選1次リーグを戦った6カ国・地域の国旗と「必勝」の文字をそれぞれあしらった。ニュージーランドやウェールズは試合当日に完売、追加で制作したという。

 他にも、ラグビーボールを奪い合う力士を浮世絵風にデザインした法被(同7千円)や手ぬぐい(同1500円)、6カ国の国名を漢字で記したミニのぼり旗(同千円)など、趣向を凝らした商品が並ぶ。

 企画広報担当の湯田紳哉さん(54)は「テレビや新聞で鉢巻きや法被姿の外国人客を見ると、うれしい」と笑顔。準々決勝(19、20日)に出場する4カ国・地域のグッズも販売する。同社=097(532)5511。(岩谷瞬)

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