木山神宮再建へ若い力結集 同級生集い氏子青年会発足 益城町

西日本新聞 熊本版 壇 知里

 熊本地震で神殿や鳥居が全壊した益城町の木山神宮に17日、氏子青年会が発足した。メンバーは禰宜(ねぎ)の矢田幸貴さん(38)の呼び掛けで集まった中学の同級生たち。「町全体を元気にしたい」。旧友たちが神社を中心に再集結し、地元の復興に向けて動きだす。

 きっかけは5月、同級生で集まった久しぶりの酒席。2021年度中の神殿再建に向けて「神社を支えてくれる若い力がほしい」と思っていた矢田さんや、自宅が町中心部の土地区画整理事業の範囲にある北村卓さん(38)もいた。2人は小学校からの幼なじみ。この席で話が盛り上がり、「益城のために何かしたい」と一致。神社の青年会として立ち上がり、町のにぎわい創出に取り組もうと決めた。

 会員は20人。矢田さんや北村さんの呼び掛けで集まった益城中と木山中の同級生だ。発足直前、メンバーが家族も含めてバーベキュー大会を開催。子どもたちが仲良く遊ぶ姿に、矢田さんは「やっぱり大事なのは人。町がにぎやかになるのはうれしい」と語った。

 17日の秋季例大祭に合わせ、境内であった青年会の発足式では、会長を務める北村さんら4人に、矢田さんが青年会の真新しい法被を手渡した。

 紺色の法被の背中には、木山神宮の社紋である金色の十六菊、左袖には「益城町再興」の文字。矢田さんと青年会で考えたデザインだ。法被に袖を通した北村さんは「町のために頑張ろう、という気持ちが湧いてきた」と意気込む。

 青年会の初仕事は、例大祭の交通整理。今後は、のみの市や子ども相撲大会などのイベントを検討している。神殿再建後の街の姿を思い浮かべながら、矢田さんは「昔一緒に遊んだ仲間と、今度は地元を盛り上げていく。とっても楽しみ」と笑顔を浮かべた。(壇知里)

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