温泉、砂湯 外国人に好評 別府で地獄巡りも

西日本新聞 大分・日田玖珠版 井中 恵仁 笠原 和香子

 ラグビーW杯日本大会で、5試合がある大分には世界のラグビーファンが訪れている。長期滞在する外国人観光客は温泉を満喫。評判は上々のようだ。

 別府湾を眺めながら入れる別府市の別府海浜砂湯には、目を閉じて砂に埋まる外国人がずらりと並んでいた。W杯期間中は通常の1・5倍ほどのにぎわいで、1時間半待ちになることも。砂湯は初体験というロンドン在住のダミアン・ノートンさん(42)は「心底リラックスして寝そう。1時間は入っていられる」。

 砂湯は世界的にも珍しく、ニュージーランド代表メンバーが入浴の様子をSNSで発信した。砂湯がある同市の竹瓦温泉もW杯開幕以降、外国人の割合は全体の約8割に達している。イギリス人のポール・コールマンさん(48)は「砂が重くて、気持ちよい熱さだね」とうなった。

 水着で入浴できる温泉も人気だ。同市の北浜温泉(テルマス)では4割を占める外国人利用者のうち8割以上は水着を持参。ウェールズ出身でシンガポール在住のジェームズ・ヒューズさん(32)は「裸はちょっと恥ずかしいしね」。

 ただ、フランスから友人と初来日したエルヴェ・シュローサーさん(49)は「温泉は初めて。特別な場所だね」と好印象。イギリスから来たジョン・ロビンスさん(59)は「(裸でも)問題ないよ。でっかいラガーマンが50人入ってきたら嫌だけど」と笑った。

 ラグビーW杯は期間が長く、日本に長期滞在する外国人ファンは多い。JR別府駅東口の観光案内所の畑山知美店長(31)によると、試合観戦以外はノープランという人が多く「どこを観光すればいいかと聞かれる」という。定番の地獄巡りも人気で、オーストラリア人のイアン・ランソンさん(42)は「こんなの見たことない。小さな母国の温泉より別府の方が好き」と話していた。

 別府市旅館ホテル組合連合会によると、外国人ファンはマナーがよく、「つたない英語でも理解しようとしてくれる」という。市内の旅館からは「何回もW杯をやって」との声が上がっている。(井中恵仁、笠原和香子)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ