「天女伝説」題材に20日披露 自閉症5人で和太鼓 飯塚市の障害者施設「あかね園」

西日本新聞 筑豊版 長 美咲

 飯塚市阿恵の障害者支援施設「あかね園」で、自閉症の5人が「あかね太鼓」として和太鼓を演奏している。20日に同市で開かれるオータムフェスタでは、旧筑穂町に伝わる「天女伝説」を題材に、他の利用者による舞と共演する。同園を運営する社会福祉法人茜(あかね)会の高橋泰子理事長(68)は「知的障害がある人は、言葉での自己表現が苦手な人も多いが、今回は太鼓や舞を通して出演者の気持ちが感じられる。ぜひ見に来てほしい」と話す。

 自閉症は集中力が続かず、他人の出す大きな音に敏感といった特徴がある。7年前の結成当初は、練習中にバチを投げたり、かんしゃくを起こしたりすることが多かった。今でもうまくいかないことはあるが、高橋理事長は「お客さんからの拍手が原動力となり、生き生きとした表情で太鼓と向き合っている」と話す。

 オータムフェスタは同園が主催し、今年で24回目。地域住民との交流を図るため、ステージイベントやアート作品の展示がある。今年は「ともにつくる」をテーマに、住民と一緒に地域への理解を深めようと、天女伝説を太鼓と舞で表現することにした。舞い手は、園のカリキュラムで普段からダンスをしている男女9人。合同練習では30~60代の出演者14人が、演奏と舞のテンポが合わせられるよう、練習に励んでいる。

 オータムフェスタは午前9時半~午後0時半、同市長尾の筑穂ふれあい交流センターで。天女伝説のステージは午前9時半からで、約15分間披露される。 (長美咲)

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