憲法擬人化 女優渡辺さんが一人語り 19日福岡市で映画上映

西日本新聞 ふくおか版 吉田 昭一郎

 女優の渡辺美佐子さん(86)が日本国憲法を擬人化した一人語り「憲法くん」を演じ、第2次世界大戦の焼け跡を原点とする憲法の生い立ちを語りかける映画「誰がために憲法はある」(井上淳一監督)の上映会が19日の福岡市を皮切りに7カ所で開かれる。渡辺さんを中心に趣旨に賛同した女優たちが全国各地で34年間続けた原爆朗読劇とその舞台裏も紹介する。

 渡辺さんは一人語り「憲法くん」で、「初心」として憲法前文を読み上げ、「私というのは(略)(戦争が)二度とあってはならないという気持ちから生まれた理想だったのではありませんか」と問いかける。

 原爆朗読劇は、渡辺さんが東京の国民学校時代、恋心を抱いた男の子が、疎開先の広島で被爆死していたことを1980年に知って考案し、鎮魂の思いから公演を重ねた。映画では、被爆し亡くなった子どもたちの最後の言葉などを連ねる舞台を紹介。渡辺さんをはじめ、日色ともゑさんや山口果林さんら共演女優たちの声も取材している。

 上映予定は次の通り。 19日=福岡市南区の市男女共同参画推進センター・アミカス(午前11時、午後2時、同6時半)▽11月24日=佐賀市のほほえみ館▽同27日=筑紫野市の市生涯学習センター▽同30日=飯塚市のイイヅカコミュニティセンター、粕屋町のサンレイクかすや▽2020年2月16日=久留米市のえーるピア久留米▽同23日=糸島市の伊都文化会館。

 問い合わせは、九州シネマ・アルチ=092(712)5297。 (吉田昭一郎)

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