「オール小城」映画 27日上映会 地域住民らスクラム 半年かけ撮影 梧竹と江藤の人生描く エキストラ含め150人以上が出演

西日本新聞 佐賀版 梅本 邦明

 「明治の三筆」と称される小城市出身の書家中林梧竹(ごちく)と、「佐賀の七賢人」の一人江藤新平を主人公に郷土の歴史を描く映画「天山(やま)の如く この男、正直なり」が完成し、同市小城町のゆめぷらっと小城で27日、上映会がある。出演者とスタッフは地元住民が中心で、撮影も市内で実施。「オール小城」でスクラムを組み、地域おこしにつなげようとしている。

 映画は2017年4月に公開された同市牛津町の地域映画に続く2作目。上映時間は90分で、小城藩士の子として生まれた梧竹と同市小城町晴気で少年期を過ごした江藤が出会い、正直で実直な生き方を貫く2人の姿を描いた。

 地元企業や市民有志でつくる市映画製作実行委員会が18年11月、キャストを選ぶオーディションを実施。今年2月から約半年かけて市内の円光寺や清水の滝などで撮影した。少年期と成人後の梧竹、江藤の役を、小城中や小城高の生徒ら計4人が熱演し、エキストラを含む計150人以上が出演した。制作費約500万円は地元の企業、個人、団体から協賛金を集めた。

 監督は元民放ディレクターの田中正照さん(65)。「映画を通じて正直に生きることの大切さを伝えたい」と強調し、「映画に携わったほとんどが素人だったが、地元への愛は一緒。オール小城で地域おこしできればいい」と意気込む。

 27日の上映会は午後2時半開始で観賞無料。会場では映画撮影の様子を収めた写真約400点を展示中で、20日午後2時から出演者のトークショーがある。映画は市内の公民館や小中学校でも上映を予定する。実行委事務局=090(4351)7334。
 (梅本邦明)

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