「日韓の民間交流、継続が力に」 九州国際大で有識者らセミナー

西日本新聞 北九州版 金田 達依

 北朝鮮の非核化や日韓の地方同士の交流などについて議論するセミナーが18日、八幡東区の九州国際大で開かれ、学生ら約100人が参加した。日韓両国の有識者は政府間の関係が悪化する中、市民同士の交流を継続することが現状打破の力になると主張し、メディアにはナショナリズムに流されない冷静な報道姿勢を求める意見も出された。

 日韓の学識者や報道関係者らでつくる「韓日未来フォーラム」が主催。第1部では西日本新聞元ソウル支局長の小出浩樹論説委員ら6人が登壇し、京都外国語大の菅英輝客員教授は朝鮮半島非核化問題を巡り「日本メディアは過去にさかのぼって朝鮮半島を考察する視点が弱い」と指摘。ソウル大日本研究所のシム・ギュソン客員研究員は「相手国がどう考えているか理解を深める記事が両国の記者に求められている」と注文を付けた。

 第2部は地方間の交流が議題で大学教授ら6人が討論。九州国際大の木村貴法学部長は「福岡と釜山は海峡を挟んだ共同体で、ビジネスや文化分野などで活発に人々が行き来している」と強調。韓国市道知事協議会のキム・ジナ国際協力部長は「交流を続ける市民の力が、両国の厳しい現状の出口となる」と訴えた。 (金田達依)

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