出入国在留管理庁の大村入国管理センターは

西日本新聞 社会面 山本 敦文

 出入国在留管理庁の大村入国管理センターは、長崎県大村市のバイパス「サンセット通り」にある。一見すれば県の外郭団体でも入っていそうな目立たない建物。刑務所のように塀に囲まれているわけでもない。強制退去処分を受けた外国人が常時100人ほど収容され、6月には食事を拒んだ40代のナイジェリア人男性が亡くなったが、気に留める市民は多くないようだ。

 死因は「飢餓死」。法務省が1日に公表した報告書によると、1年前は71キロあった体重は死亡時には46キロしかなかったという。入管の収容期間は3年7カ月に及んでいた。

 支援者の話では、センターでは今、外国人の間で長期収容に抗議するハンガーストライキが広がっているとか。「私たちが、知らないままでいいのでしょうか」。市民からの陳情を受け、大村市議会は9月下旬に初めてセンターの視察を行った。まずは関心を持つこと。その第一歩になってほしい。 (山本敦文)

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