京築神楽カード振る舞い 鬼神や大蛇、1団体ずつ30種

西日本新聞 ふくおか版 大坪 拓也

 奉納シーズンを迎えた伝統行事「京築神楽」の魅力を発信しようと、県と地元市町でつくる「京築連帯アメニティ都市圏推進会議」が今秋から、周遊促進キャンペーンを始めた。来春までの日程や場所が分かるガイド作成のほか、奉納する団体の紹介カードを収集すれば、先着で神楽にちなんだ景品を贈る企画も。同推進会議は「これまで足を運んでこなかった人たちにもアピールしたい」とする。

 京築地域には約30の神楽団体があり、多くは「豊前神楽」として、国指定の重要無形民俗文化財に指定されている。同推進会議は県と行橋、豊前、苅田、みやこ、吉富、上毛、築上の2市5町で構成し、神楽振興に取り組む。

 ガイドでは、調整ができた27団体について、奉納スケジュールを写真入りで記し、地図上に舞台となる神社や宿泊施設、直売所や名所などの観光スポットを載せている。各神社のトイレの有無や駐車可能台数のほか、初心者でも鑑賞しやすい神楽には、識別できるよう印を付けた。

 カードは1団体ずつの30種類がある。神楽に登場する「鬼神」や「大蛇」などの臨場感ある写真を載せ、裏面で団体の成り立ちや特徴を説明。各団体の神楽奉納後に現地で無料配布する。8種類以上のカードを集めると、鬼神を細密に描いた絵柄の御朱印帳やプレミアムカード、カードフォルダーを先着40人に贈る。

 ガイドは計1万3千部、カードは計2万3千部を作成。ガイドは福岡市や北九州市内の公共施設、京築7市町の役場などで配っている。同推進会議事務局の県広域地域振興課は「演目は伝統的なものから創作的なものまで幅広い。神楽の奥深さに触れてほしい」と呼び掛ける。

 問い合わせは同課=092(643)3178。 (大坪拓也)

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