「変わらぬ味、待ってた」 武雄市で大雨被災の井手ちゃんぽん再開

西日本新聞 佐賀版 梅本 邦明

 8月下旬の記録的大雨で浸水被害に遭い休業していた武雄市北方町の「井手ちゃんぽん本店」が21日、営業を再開した。復活を待ちわびた多くの客が開店前から行列をつくり、思い出の味を勢いよくほおばった。

 同店は大雨で約80センチ浸水した。座敷の畳を張り替え、厨房(ちゅうぼう)の調理器具は調達できたが、受注や会計を自動的にできるシステム機器の復旧が間に合わなかった。3代目の井手良輔さん(47)は「2カ月近く休み、もどかしかったので『やっと』という気持ち。今まで通りの味を提供してお客に喜んでもらいたい」と語った。

 この日は午前10時半の開店前から約20人が並んだ。月2、3回訪れていたという同市武雄町の会社員、山下和雄さん(57)は、ちゃんぽんとカツ丼を注文。「この味が忘れられず久しぶりに食べられてうれしい。野菜もしゃきしゃきでいつも通りの味だった」と笑顔で話した。

 ちゃんぽんを提供する7店舗が道路沿いに並ぶ同市北方町の約3キロの区間は「ちゃんぽん街道」と呼ばれ、市商工会によると被災した2店舗はいまだ休業中という。(梅本邦明)

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