明治期の建物でブラジル音楽 23日、旧八女郡役所「地方に多様性を」住民企画

西日本新聞 筑後版 丹村 智子

 八女市本町の旧八女郡役所で23日、ブラジル人ミュージシャン、バジ・アサドさんによるライブが開催される。明治期の建物を再生した同役所で、海外アーティストが公演するのは初めて。発案者は地域の資産を有効活用するとともに「地方に多様性を持ち込みたい」と異色のコラボレーションに挑戦する。

 同役所は1880年代に建てられたとされ、2015年から地元NPO法人が改修に着手。現在は一部を店舗として利用しながら、修復を続けている。建物の大部分を占めるホールでは、これまで染め物の展示や映画上映会を行った。

 ライブは同役所を拠点に活動する地元の同好会「音楽の会」メンバーの鋤田光彦さん(27)が企画した。「地方では世界の音楽を生で聴く機会が少ない。より遠くの文化から刺激を受けることによって、多様性や思わぬ反応が生まれるはず」。東京と九州を中心に海外アーティストを招く事務所にラブコールを送り続け、企画が実現した。

 バジ・アサドさんは国内外で活躍する歌手兼ギター奏者で、ボイスパーカッションを用いた独自の音楽を発信している。口笛やほおや喉をたたいて獣の鳴き声などを表現し、聞き手をジャングルに迷い込んだような気分に引き込む。

 会場は地元住民が手作りで舞台や客席を設営した。当日は午後8時開演。前売り大人3500円(学生は2千円)で、当日は500円増し。問い合わせは朝日屋酒店=0943(23)0924。 (丹村智子)

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