牛尾山再生へ牛津高生奮闘 26日、オリーブまつりで商品販売

西日本新聞 佐賀版 梅本 邦明

 梅の生産者減少で荒廃が進む小城市の牛尾山に観光客を呼び込もうと、近くの牛津高が26日、市民団体主催の「オリーブまつり」に初めて参加する。春恒例の「梅まつり」に関わってきた同校の生徒が、3年ぶりに開かれるオリーブまつりにも協力。梅を使った食品などを販売する予定で、「お世話になっている地元に恩返ししたい」と活性化に一役買う意気込みだ。

 牛尾山は梅の名所として知られ、約18ヘクタールに約5千本の梅の木がある。近年は生産者の高齢化と担い手不足により耕作放棄地が増え、梅林の維持、管理が課題になっている。

 山を守るため地元住民は2013年、市民団体「ふるさと・夢つむぎネットワーク」を立ち上げた。荒れた土地でも栽培しやすく、秋に収穫できるオリーブ約150本を植え、16年に初めてのオリーブまつりを開催。ポニーの乗馬やピザ焼きなどアウトドア体験のイベントを通じて里山の魅力を伝えた。ネットワークの野口直志会長(51)は「若い人たちは農業体験を通じ、身近な自然や里山に興味を持ってほしい」と願う。

 牛津高はこれらの取り組みに賛同し、17年度からボランティア活動を本格的に開始。梅まつりの準備や梅の収穫、草むしりを手伝い、梅関連の商品開発にも取り組んできた。食品調理科2年、園田侑夏さん(17)は「活動を通じて地域の人たちと話せる機会が増え、山の魅力にも気付いた。まつりでみんなに牛尾山を知ってほしい」と話す。

 オリーブまつりは今回が2回目で、牛尾山にある「三里モンテ」周辺で午前10時~午後3時に開催。牛津高は梅の樹皮を利用した草木染のポーチやランチョンマット、梅ジャムのクッキー、梅が入ったステーキソースなどを販売する。入場無料。小雨決行。ピザ焼きやポニー乗馬、オリーブリース作りは有料で事前予約が必要。(梅本邦明)

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