「はがき楽譜」まるで絵画!? 早良区の藤川さん、妻の抽象画と作品展

西日本新聞 ふくおか都市圏版 下村 佳史

 自作曲の楽譜を手書きではがきサイズに仕上げたユニークな作品展が、福岡市早良区石釜の「早良美術館るうゑ」で開かれている。東区のミュージシャンで画家の藤川淳さん(58)が妻の大原麻利さん(54)の抽象画とともに展示。藤川さんがオリジナル曲のメロディーをウクレレで弾いたCDも流され、音楽と絵画の世界をぜいたくに楽しめる。27日まで。

 藤川さんが「はがき楽譜」を書き始めたのは3年ほど前。演奏活動で使っているアコースティックギターの楽譜はA4判サイズが多いが、藤川さんには大きすぎて「違和感があった」。というのも、藤川さんはクリスチャンで、教会で賛美歌を歌うときは、文庫本サイズの賛美歌集を使い続けてきたからだ。

 「手のひらに乗る曲集をいつか作ってみよう。小さくて読めないのならルーペで見てもいいじゃないか」。遊び心のある自由な発想で、はがきサイズの水彩紙に万年筆で楽譜を書くようになった。「音符の流れが抽象画に見えなくもないでしょう。絵に見立てて楽しんでもらえたら」

 大原さんの作品は、赤を大胆に使い、四角のような形を交錯させて絶妙に調和させている。お互いの作品を交えて展示し、会場に流れるウクレレのメロディーも相まってバランスよく引き立て合っている。

 楽譜はクラシック風の曲を中心に約20点、抽象画は約40点を展示。入館料200円。月、火曜休館。同館=092(803)1681。 (下村佳史)

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