「近頃の若い芸人は礼儀がなっとりまっせん」

西日本新聞 社会面 手嶋 秀剛

 「近頃の若い芸人は礼儀がなっとりまっせん」。博多出身のタレント小松政夫さんが嘆きよんしゃった。今春、博多座(福岡市博多区)の舞台に1カ月ほど出演した際、きちんとあいさつに来る後輩があまりいなかったそうだ。「美空ひばりさんの舞台やったら、すぐにクビですばい」

 芸能界のしきたりでは、開演前に毎日、先輩の楽屋にあいさつに行くという。「毎日」に意味があって「あいさつの声やら顔色で、その日の体調が分かるとです」と小松さん。当日の相方に合わせて演技も変えるそうだ。「あいさつ抜きで、具合の悪かとば知らんまま舞台で会(お)うたら、お客さんに失礼でっしょう」

 嘆き節を聞いた直後に博多の小学校を訪ねた。子どもたちはすれ違いざまに笑顔で会釈してくれた。小松さん、捨てたもんじゃありまっせん。古里の小さな後輩たちはあいさつのでけとります。この子たちの成長ば、長~い目で見てつかぁさい。 (手嶋秀剛)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ