中洲「朝キャバ」流行する理由 背景に福岡特有の事情も 昼下がりに記者が行ってみた

西日本新聞 ふくおか都市圏版 井崎 圭

 ネオン輝く歓楽街、福岡市・中洲。飲食店や風俗店は夜の営業が基本だが、近年、早朝や昼に営業するキャバクラが流行しているとの噂を耳にした。通称「朝キャバ」「昼キャバ」。なぜ朝や昼に営業するのか。需要はあるのか。記者が調査したところ、背景に福岡特有の事情も見えてきた。

 平日の昼下がり。夜は酔客の往来が激しい福岡市博多区の中洲大通りでも、さすがに閑散としている。

 「こんな時間帯に本当に客が来るのか」-。疑心暗鬼で大通り沿いのキャバクラ店に入ると、「いらっしゃいませ~」と黒いドレスを着た女性ホステス2人が元気に出迎えてくれた。店内を見渡すと、複数のボックス席に男性客の姿。赤の高級ソファで女性と会話に興じたり、カラオケで盛り上がったりしている。その光景は夜と変わらない。

 長年、中洲で飲食関連の不動産を仲介する福一不動産(福岡市博多区)の古川隆社長によると、中洲の朝・昼キャバは約5年前から目立ち始め、次第に増加。現在では十数店舗に上る。

 背景には「取り締まりの強化がある」と古川社長。福岡県では条例により、中洲でのキャバクラ営業は午前1時まで。「なし崩し的」に1時以降も続ける店もあったが、近年は県警の取り締まりが強化され時間外営業が難しくなった。「当然、売り上げは下がる。同業者らとの競争激化もあり、『朝や昼に店を開けて挽回しよう』となったのではないか」(古川社長)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ