県教委、独自聞き取りへ 支援学校講師暴行 保護者「説明不十分」

西日本新聞 熊本版 古川 努

 県立の特別支援学校で20代男性講師が、副担任をしている中等部のクラスの男子生徒に暴力的な言動を繰り返していた問題で、学校と県教育委員会は23日夜、記者会見を開き「学校の管理体制に問題があった」と認め、謝罪した。県教委は、独自に講師や別の教職員らの聞き取り調査を行う方針を示した。

 会見前には、保護者説明会を開催。学校側によると、約2時間半に及んだ集会で保護者側から「説明不十分」との指摘を受けたとして、今後、再調査を実施したうえで改めて説明会を開くという。

 男性講師による具体的な行為は(1)生徒の腹を平手で1回たたいた(6月)(2)ビニール製のひもで生徒の両手を縛った(7月)(3)生徒が座ろうとした椅子を後ろに引いて転倒させた(同)(4)肩を拳で2、3回たたき、尻を2、3回蹴った(9月)(5)生徒の股間をつかんだ(10月)の5件。

 学校によると、授業中や休憩時間の教室内で行われ、カーテンで仕切られた更衣スペースに連れ込んだケースもあった。被害生徒は、腹をたたかれた部分にしばらく赤い痕が残り、股間をつかまれた後は痛がっていたという。講師が「臭い」などの暴言を浴びせたケースも3件あった。

 記者会見で校長は「保護者の期待を裏切ることになり申し訳ない。被害生徒の心のケアや他の生徒の現状把握に努めたい」と硬い表情。学級担任は講師の暴力のうち4件に気付いていたが、上司に報告していなかったといい「学校の管理体制に問題があった。風通しの良い学校をつくり、再発防止に努める」と述べた。教職員の研修も行うという。(古川努)

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