令和を祝う博多おはじき 梅花などデザイン 福岡三越で30日発売

西日本新聞 ふくおか版 阿比留 北斗

 博多人形師グループ「白彫(はくちょう)会」の新作展が30日~11月4日、福岡市・天神の福岡三越「岩田屋三越美術画廊」で開かれる。同会は筥崎宮(福岡市東区)の放生会おはじきを毎年図柄を変えて作ってきたが、過剰人気に対応できず昨年から図柄を固定化した。だが新作展で売り出すおはじきは、毎年テーマを変えている。今年は「祝 令和はじき」。即位の礼の祝賀ムードも相まって、即完売必至の様相だという。

 土の触感が温かいおはじきは、白彫会の会員が40年以上前から制作。その後、放生会の縁起物としても手掛けてきた。だが近年は人気が過熱して購入トラブルにもなったため2017年に販売を一時中断。再開した昨年からは年変わりの図柄ではなく、筥崎宮にゆかりのある図案を踏襲するようになった。

 「祝 令和はじき」には大宰府政庁跡の風景や新元号典拠の「梅花の宴」を催した大伴旅人、「令和」と刻まれたはんこなど20種類が入る。会員20人が創意工夫してデザインし、直径は1種類約3・5センチ。1セット3千円で限定400個。昨年は2日目まで販売されたが、希少性から今回は初日完売も予想される。

 新作展では型を取らない一品作を中心に120点以上の人形を販売する。一品作は中身の粘土をくりぬき、手足や胴体ごとに制作してつなぎ合わせる。パーツごとに仕上げることで、細かい所作を忠実に再現しやすい。若手やベテランが手掛けた吉祥天や白衣観音などが並び、住宅事情を反映して小さな桐(きり)箱に納まる「白彫会の玉手箱」と題した小型人形も販売される。

 小副川(おそえがわ)祐二会長は「おはじきも新作も会員が磨いてきた技が集約されている。ぜひ足を運んでほしい」。入場無料。福岡三越(代表)=092(724)3111。 (阿比留北斗)

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