勇壮、優美「御田舞」多彩に 鳥栖・蔵上老松神社に奉納

西日本新聞 佐賀版 荒木 達也

 1300年以上続くという豊作祈願の伝統行事「四阿屋(あずまや)神社の御田(おんだ)舞」が20日、鳥栖市蔵上町の蔵上老松神社に奉納された。小学生から高校生までの男子30人が、境内に設けられた約5メートル四方の舞台で多彩な舞を披露した。

 御田舞は、もともと春に四阿屋神社(同市牛原町)で行われていたが、50年ほど前から秋に蔵上老松神社で奉納。県重要無形民俗文化財に指定されている。

 力強い動きでたねをまく「種蒔(たねまき)」から、木くわを持った少年が田を掘り返す「田打(たうち)」、田の表面を優美なしぐさでならす「代踏(しろふみ)」、男児が色鮮やかな花笠をかぶり踊る「田童(とうど)」と続いた。最後は勇ましく軽快な2人の鬼の舞で締めくくった。

 鬼舞に初挑戦した麓小6年の藤木一心君(12)は「足を高く上げることに注意しました。緊張したけれどうまくできたと思う」と話した。見学していた香楠中3年の於保逢美さん(14)は「みんな伝統を守っていてすごい。鬼舞は迫力があった」と笑顔をみせた。

 御田舞保存会の内田和憲会長は「蔵上地区は新しい住民が増えている。御田舞は新旧住民の融和に役立っている。子どもたちに魅力を伝え、今後も継承していきたい」と話した。(荒木達也)

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